うつは特別な病気ではありません。
誰もが掛かるリスクはあります。
うつで悩んで居る方に私のうつ治療の体験をお話したいと思います。
前回からの続き ひとまず最終回です。
今の世の中はストレス社会。
タフな人でもストレスにさらされて、精神的に耐えれなくなるケースが多々あるかと思います。
ここでは、私のうつ治療の体験を書きます。
うつに関しては、個人差が大きいとは思いますが、少しでも参考にしていただければと思います。
前二回のリンクを貼りますね。
さて、治療の続きからです。
5.減薬期間
リフレックスの効果か、しばらくして状態が安定してきました。
数ヶ月安定してから、慎重に減薬を始めます。悪化しては元も子も無いですから。。。
症状が治まってからが、また大変です。
自分の勝手な判断で投薬を止めるのは厳禁です。折角の治療が振り出しに戻ります。
少しずつ薬を減らして行きます。いきなり薬を減らすと離脱症状と言われる一種の禁断症状がでます。例えば指の震えが取れなくなります。
状態を見ながら、薬を少しずつ減らします。薬を減らし始めて止めるまで10ヶ月も掛かりました。
特に安定剤が問題でした。止めるのに苦しみました。
この薬は日本では認可されていますが、認可されている国は少ないのです。
薬物依存性が強いのと、減薬時の離脱症状が問題です。
ある意味麻薬に近いのです。
この種の向精神薬は、脳に直接作用する薬なので、医師の指示に従い服用する必要があります。
6.周囲の理解
大切な話をしていませんでした。
一番大切なのは、薬では無く周囲の理解です。
これが無いと原因のストレスが変わらずに、薬だけで治療するのは困難です。
周囲の理解があって、初めて投薬の効果が期待出来ます。
私の勤務先はメンタルヘルスの従業員が多目の会社なので対応のガイドラインも明確になっており、適切に対応してもらえます。
会社、職場的にも私の状況を知って過度なプレッシャーが掛からない様に配慮してもらいました。以前は普通にやっていた週末の仕事の宿題(@自宅)も完全に止めました。
私がうつで苦しんでいるのを知って居たのは、公私含めてもせいぜい7名程度だったと思います。見た目普通にしているので、他の人達には全く分かりません。
特に職場の方にはありがたいと感じています。
うつの治療を通して自分のものの考え方も大きく変わりました。
元々完全主義者なので、何でも「こうあるべきで、少しでも完全に近づけるべき」と理想論で考えていました。
今はずっと緩く物事を見るようになりました。考えすぎる性質なのですが、少しでも緩和する様に今でも意識しています。
7.寛解後
うつ病の治療が終わって1年以上経過しました。
うつには完治はないので、寛解と呼びます。
ストレスは当然あるので、意識してストレスを解消する様にしています。
他人が何と言っても良いのです。自分の命と生活が大切なのです。
8.今後の生き方
普段生活する上で心掛けていることです。
・メリハリのある生活を心掛ける。
最大のストレス源が仕事なのですが、週末は仕事を忘れる。
こういうことを意識して続けることが大切と思います。
しかしながら、現実は簡単ではなく、ゴールデンウィーク中も仕事をしていたりします。(汗)
しかし、最低限、休息と気晴らしは忘れません。
・ベストを尽くして適当に生きる。完璧を求めない。
自身がベストを尽くせば十分です。
それがどう出るかは運命に任せましょう。
ある程度の楽観主義が大切と強く感じます。
・自分の人生が一番大事。
他人のことを考えすぎる必要なんてありません。
自分の人生なんて他人は考えてくれません。
自分のこと第一に生きる。これが一番大切です。
後ろ指指されても、自分の人生を守ることが大切です!
あまり考えても仕方ありません。
何か追加情報等あったら、更新、追加して行きたいと思います。
ゆっくり生きれば、良いこともあります。
簡単じゃないですが、のんびりと行きましょう!