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英国は本当に紳士の国か? ステレオタイプな見方は止めよう


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マンチェスター 夜の通りの画像

マンチェスター 夜の通り

英国は紳士の国?
申し訳ありませんが、今回は英国好きの方の夢を砕きます!

 

日本では、伝統的に英国紳士のイメージが強いですが、本当の所どうなのでしょうか?

私も若い頃は、この意識が強くあり、英国に憧れていました。
なにぶん形から入るのが好きなので、服装はブリティッシュトラッドで小さな英国車に乗っていました。Miniではありませんよ。(笑)


その後、仕事の関係で何度となく英国に行くようになり、英国人とも接する機会が増えました。

私の接する人達はちゃんとしたビジネスマンです。皆さん紳士的です。でも、それは表面的なもので全ての方が紳士的な訳ではありません。

色々聞いていると、結構、裏切りとか寝返りとか人として許されないことの話しをよく耳にします。
あれっと思いました。

 

英国を知れば知るほど、英国に憧れる理由が無くなって行くのです。英国には色々な階層の人が居ますので、色々なレベルの実例を挙げます。
あくまで私の感覚なので、こういう見方もある位で捉えていただければと思います。

 

戦略と交渉術に長けた民族

英国人は、歴史的に戦略的な思考や交渉に長けています
産業革命で先行したアドバンテージはあるものの、英国は近年それといった強みの無い国ですが、未だに国際政治での存在感があることからも分かります。よりGDP、人口の多い日本とは存在感が比べ物になりません。
大昔、軍事力があった時代はなおさらです。

英国人は非常に交渉に長けてます。悪く言えば、口が上手いのです。
しかし、ここまで口が上手いと尊敬に値すると思います。
日本人には無理なレベルです。仕事でやられました。(笑)

サッチャー氏息子の行動

こんな強みが意識にあるのか分かりませんが、とんでも無いことをします。
2008年の事件です。詳細は以下のリンクをご参照下さい。

www.afpbb.com

サッチャー元首相の息子さんも深く関った事件です。
日本人には無い発想です。アフリカまで行ってクーデターなんて考えません。
こんな行為も、成功すれば受け入れられると言う意識があるのでしょう。
極端な例ですが、さすが紳士の国です。(笑)

すばらしい英国博物館

皆さんご存知だと思います。英国博物館(ブリティッシュミュージアム)。
ここは、本当に文化的、文明的価値の高い展示物だらけです。一度だけ訪問しましたが、半日では全く足りません。
見て回れない多数の文化的価値があるものが展示されています。
歴史の教科書で見る貴重な文明遺産が、すぐそこに普通に展示されていることに驚きます。すばらしいの一言です。

しかし、よくよく考えるとこれらの遺産は、本来ここにあるべきものなのかと考えてしまいます。
全て侵略した地域から運び出している訳ですね。
その為、英国博物館は略奪博物館とも呼ばれることがあります。
さすが紳士の国です。(笑)

 

サッカーサポーターの争い

いきなり階層が下がります。(笑)
英国の一部のサッカーファン、酔っ払いは本当に性質が悪いようです。皆さん フーリガンの悪い評判はご存知ですよね。

以前、マンチェスターのパブに一人で入った際のことです。
入り口に 「ユニフォームでの入店はお断りします」との表記があります。
マンチェスターには、マンチェスターユナイテッドとマンチェスターシティという有名な2チームが存在します。両チームのサポーターがパブで喧嘩を始めるのを防ぐ為です。(笑)
そんな馬鹿なと思いますが、その程度のレベルです。
さすが紳士の国です。(笑)


こそ泥の国

昔乗ってた英国車のガソリン給油口には鍵でロックが掛かるようになっていました。

なぜなのか調べてみました。どうも英国ではこの給油口をこじ開けてガソリンを泥棒する輩がいるらしいです。
ロック式にすれば、諦めて開けないというものです。
日本では想像できませんが、こそ泥の文化なのですね。

さすが紳士の国です。(笑)

 

 

色々と書きましたが、要は英国人=紳士的というようなステレオタイプな見方をしてはいけないっていうことです。英国人に限った話ではありません。

今では、私は英国に対し何の憧れも抱いてません。
あまりに現実を知ってしまい過ぎました。
どちらが紳士かと言えば、見た目の服装ではなく内面的な部分を考慮して、日本人の方が遥かに紳士的と思います。

あくまで私の個人的な意見です。

 

 

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